剪定
目次
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剪定(せんてい)を行う方法や注意などをご案内しています。
剪定って何ですか?
剪定は樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くする、庭木のお手入れ。 見た目を美しくするのみでなく、養分を効率よく利用させて生長を促進したり、病害虫の繁殖を予防する効果があります。
骨格枝を明確にする事を整枝(せいし)と呼びますが、一般的にはこの作業を剪定と呼ぶことがほとんどです。戦後と違い、ほとんどのお客様が剪定をご依頼される場合は「電線に枝が絡まった」「台風で木が倒れそう」「近隣からのクレーム」などなどの、木が育成している周辺の環境で枝を剪定したいなどのご相談を頂くことが非常に多くなっています。
もちろん、ご家庭の目隠しがあまりにも大きくなりすぎて綺麗にしてほしいというようなご要望もありますが、ご依頼主様のご相談内容は様々です。ここでは、「らいふぱる」の過去の経験や実績や知識をこれでもかと集約させて頂いております。このページを読めば、ご自身がご依頼する前にどのような剪定を依頼しようかがイメージしやすくなります。
お時間が許す方は是非とも、お読み頂けますと幸いです。
伐採をご検討の方はこちらの 伐採 ページをご覧ください
剪定に関する項目
1 剪定する枝の種類
2 剪定する時期
3 剪定の種類
4 剪定を行う木の種類
5 剪定を行わないことで生じるリスク
6 よくある質問
・剪定と伐採どっちがいいの?
■1、剪定する枝の種類
忌み枝を処理する方法として用いられるます。
剪定する枝の代表としては枯れ枝・徒長枝・平行枝・下垂枝・競合枝・交差枝
(枝と枝同士が交差している状態)・病気枝・からみあった
密度の高い状態になった枝などです。
■2、剪定する時期
季節の変化に応じて植物の状態が変わるので、
季節変化のある地域では樹種に応じて剪定に適当な時期があります。
誤った時期に行った場合、花木の蕾が切り落とされてしまって花が咲かない、
果実が生らないなどの悪影響を生じ、場合によっては木が枯れる原因となる。
植物の活動が低調となる冬に行うことが基本で、日本の場合には11月から2月が最盛期です。
サツキ・ツツジ類は開花後の5月から6月にすると木には優しいです。
■3、剪定の種類
透かし、混み合った枝は元から抜く(切る)、三つ又の部分を二又にするなど、
全体の大きさを縮めるが枝の先端は切り戻さずに自然樹形を維持しながら行うなど様々です。





■4、剪定可能な木の種類
国産材/針葉樹
アカマツ・クロマツ・イチイ・イチョウ・イヌマキ
エゾマツ・カヤ・カラマツ・コウヤマキ・サワラ
スギ・ツガ・トガサワラ・トドマツ・ネズコ・ヒノキ
ヒバ・ヒメコマツ・モミ
国産材/広葉樹
アオダモ・アオハダ・アカガシ・アサダ・イスノキ
イタヤカエデ・イヌエンジュ・エゴノキ・オニグルミ
カキ・カツラ・キハダ・キリ・クスノキ・クリ・ケヤキ
シイ類・サクラ・サワグルミ・シデ類・シナノキ・シラカシ
シラカバ・タブノキ・ツゲ・トチノキ・ドロノキ・ニセアカシア
ハリハギ・ハルニレ・ハンノキ・ブナ・ホオノキ・マカンバ
ミズキ・ミズナラ・ミズメ・ヤチダモ・ヤナギ類・ヤマグワ
■5、剪定を行わないことで生じるリスク
よくお客様から質問やご相談を頂く内容に下記のような
相談やお話を頂くことが多いので明示的にわかりやすいように
下記に記載をさせて頂きます。
※あくまで参考事例です。詳細は法律家の先生にご相談あれ!
例えば日本の「民法」では自分の土地にある庭木や樹木の扱いを
下記のように定めています。
民法717条
1項 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、
その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。
ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、
所有者がその損害を賠償しなければならない。
2項 前項の規定は、竹木の栽植又は支持に瑕疵がある場合について準用する。
また、こうした問題は数多く生じていて、よい参考の「判例」があります。
○台風による強風で老木の枝が自動車に当たったとしても、
老木の植栽又は支持における瑕疵があったとはいえないとされた事例
広島高裁 平成14年2月13日判決
事件番号 平成13年(ネ)第340号
事件名 損害賠償請求事件
上記の判例は、老木の枝が台風の影響で折れて隣りの敷地にある
自動車を傷つけてしまった事例です。
裁判所は、本件老木は通常の強さをもった生木であるところ、
史上希な強風のために、枝の切断という予期し得ないことが
起きたものというのが相当であり、本件老木の植栽又は
支持における瑕疵があったとはいえない。
と判断して、損害賠償を否定しました。
あらかじめ隣地に張り出していた枝を除去するなどの措置をとっていたので、
上記の法律と判例からであれば、竹木の栽植又は支持に瑕疵がなかったと
考えられるかもしれません。
よって、隣地に落ちた枝を除去する以外に損害を賠償する責任は低いそうです。
ただ、これはあくまでも参考であり個々の事例で違うようなので安心はできませんよ!
■6、よくある質問
○剪定と伐採どっちがいいの?
私達は、造園のお仕事もさせて頂いていますので、木がなくなれば
お仕事がなくなってしまいます。その観点から言えば造園を行うものにとって
剪定のほうが「ありがたい」と言える作業になります。
ですが、様々なお客様からご相談を頂く際にお客様がよく悩む部分は
伐採するか剪定にするかということで非常に悩まれます。
そんな時、弊社では 第3者の方へご迷惑をお掛けするような場合や
一次的に剪定しても、手入れができずに数年後、数十年後に同じように
他者へ迷惑をかける可能性があるのであれば、
伐採を行うことをおススメしています。
ご自身も庭木や盆栽など含めて非常に庭いじりが好きで
こまめに管理ができる経済的な余裕と時間が
あるようであれば、剪定をおススメしています。
■「らいふぱる」の簡単なご案内
弊社では、庭木や植木などの伐採や剪定、その他にも土地や空き地の整地工事などにも対応しております。外構工事や家屋内のリフォーム工事から不用品回収などの家財や遺品整理も行っております。初夏から冬までは害虫駆除などで蜂の巣駆除や白蟻駆除から害獣が活発に活動する為にご依頼が増加し通年を通して家屋やアパートなどの解体工事のご依頼がございます。
その他、通年を通してご相談頂いている分野としては家屋リフォームやリノベーションからお庭の外構工事などとなります。お墓の撤去や自然石や庭石処分、庭木や樹木の根の抜根工事や空家や売却をしたい家屋やマンションなどの不動産の買取なども対応しております。
その他には雨漏りに伴う屋根工事や内装の壁に亀裂が入った際の壁紙補修なども対応しています。お家の設計から土地の開発工事などの造成工事も対応しておりますので住居に関連した様々なお困り事の全般に対応させて頂いております。
その他に詳細な説明は Wikipedia をご覧ください