屋根 苔 原因 - なぜ屋根に苔が生えてくるのでしょうか?予防方法とは

屋根 苔 原因

目次

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■はじめに

屋根に苔が生えてくる原因を知って自分の家の屋根をよく観察することで、家が傷んでいるのか掃除すれば良い程度なのかなど対応すべき方針が見えてきます。家を長く持たせる為にしっかりと勉強して自分の家をチェックしてみましょう。

■屋根に生えてくる苔ってどんな種類があるのか

基本的には「スギゴケ」「スナゴケ」という日光が大好きな種類の苔が屋根には多く生育します。空気中には目に見えていないだけで、苔やカビなどの「胞子」が沢山飛んでいますので、屋根にその胞子が付着するのは極々当たり前の現象なんです。

屋根 苔 原因 - 苔の種類の説明画像1 屋根 苔 原因 - 苔の種類の説明画像

■屋根に生えた苔によって劣化によって割れてしまっている様子

屋根や外壁は長い年月の間「雨」「風」「砂埃」「雪」「高温」「低温」など外部の環境から家屋内部を保護してくれています。人工的な建築部材でも昔ながらの瓦屋根だとしても、自然が相手の場合は下記のように築10年少しで苔が生えて劣化が進み、「コロニアル」人口の屋根部材も割れてしまいます。周りに森や林がまったくないような場所だとしても苔やカビは生えてくるのです。

屋根 苔 原因 - 屋根に苔が生えてしまった様子1 屋根 苔 原因 - 屋根に苔が生えてしまった様子2

■屋根に苔が生えている場合どうすれば良いの?

まず通常屋根というのは、建築工法によって何種類か屋根の形状が異なります。

屋根の形態としては「切妻」「寄棟」「入母屋」「片流れ屋根」「のこぎり屋根」など様々な形態の屋根の構造が存在します。その中で屋根が持っている能力は「水はけ」です。雪が降っても屋根から地面に落ちるように、水が建築物の上部に溜まらないようにする事が一番の目的となります。

そんな「水はけ」という任務をもった屋根に苔が生えるとその部分の水捌けが悪くなります。その周りにも水分が供給されるので、より苔が生えやすくなります。一度、苔が生えてそのままにしてしまうと苔が爆発的に増えてしまうのはこういった悪循環があるから苔が育ってしうのです。

また苔が生えた部分には風で飛んできた砂や埃、塵なども溜まりやすくなりますので、より水捌けが悪くなります。水分はお住まいとその建材にとって一番有害な外部環境となります。スレートに生えた苔に溜まった雨水は蒸発するまでそこに留まることになりますから、ずっと湿ったままとなります。

ただ湿ったままならまだ良いのですが、冬場はそこで凍結することになりますので、水とスレートの収縮率と膨張率の違いで表面を傷めることになります。苔は水に晒されると膨張しますが、スレート自体は膨張しませんので写真で掲載したようにスレート事態に綺麗が入ったり、割れたりしていきます。割れたスレートは風などではがれやすくなったりしますので今度は下に敷いてある「ルーフィング材」に直接「苔」が生えるようになります。

そうする事で「雨漏り」の原因になる事もありますし、屋根裏に雨水が侵入するという事は家屋自体を傷める原因になります。

■まとめ

苔が生えている屋根は清掃だけすれば、まだまだ十分に耐久性を持っている場合もあれば、交換したほうが良いと思われる状態になってしまっている屋根もあります。判断基準としては「家屋内部に雨水の侵入を防げているか」これが屋根に耐久性があるか、耐久性がないかを判断する一番のポイントとなります。

屋根に苔が生えている場合やひどく汚れが目立つ場合は、素人判断で大丈夫と思っていると後々大きく家屋を傷め莫大なリフォームをしなければならなくなり、結果的に大きな出費をしてしまいます。家屋の痛みがひどくなる前に小さな問題のうちから細かくメンテナンスを行うことで、大きな出費をする前に家を守って予防する事ができます。

ちょっとでも、気になった時はきちんと診断をして、清掃ですればまだまだ使えるのか、雨水が侵入しているかなどの確認をとってみてください。

また弊社では雨漏りや屋根の状態診断を無料で行っております。雨漏り診断は無料です。

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